まずトイプードルとの「遊び」と書きましたが、トイプードルに合わせて好きに遊ばせる・・という意味ではありません。トイプードルとの生活はいつでもどこでも主従関係を意識してください。当然トイプードルとの遊びの中にも主従関係を保てる要素を必ず加えます。
その要素がちゃんとあれば、実はトイプードルとの遊びは何でも良いのです。トイプードルも含めた犬は群生動物ですので、基本的には一人遊びは好みません。毅然と接してくれる頼もしいリーダーに従い、行動することがトイプードルの喜びなのです。
ですので、必ず何か指示を出し、それにトイプードルが従い、できたら褒める・・このワンセットを意識してください。遊びに限らずトイプードルとの接点はそのパターンにします。意味無くかまったりしないということです。
例えばボール遊び・・しっかりスワレ、マテをさせます。十分飼い主に注目させます。そして褒めてボールを投げます。絶対に与えっぱなしにしないで回収します。ただ、トイプードルは非常に機敏ですばしこく、逃げられたらまず捕まえられません(笑)ですので、ボールにヒモを付けると良いです。
トイプードルがボールを独占しようとした・・名前を呼んで「コイ」の呼びかけも無視・・その時はヒモを引いてボールを回収します。そしてまた注目させスワレ、マテ・・出来たら褒めて投げる・・という風に、トイプードルとの遊びを飼い主さんが主導することが大事です。
それからあまりおすすめできない遊びもいくつかご紹介しておきます。
まず高いところからのジャンプなどはひかえてください。トイプードルは軽快で機敏なので、高いところもジャンプして飛び乗ったりできるのですが、脱臼したり背骨を傷める恐れがあります。
引っ張りっこも止めましょう。タオルなどを使ってトイプードルと引っ張りっこをする・・という飼い主さんがいますが、トイプードルが人間の服を噛んで引っ張って、遊びを要求するクセが付く場合がありますので気をつけましょう。対面しての力比べは対抗心をあおる事にもなります。
それから追いかけっこも良くありません。日常生活で常に、人間の動きに過敏になってしまい、追いかけるクセが付いてしまいます。
主従関係がしっかり出来ていれば、トイプードルは飼い主さんの指示に従って褒められれば何でも楽しいわけです。その大事なことだけ忘れないでください。